東京“て・あーて塾”開催いたしました

1月16~17日と23~24日の4日間、千住介護福祉専門学校にて、東京“て・あーて塾”を開催いたしました。

遠くは宮城県、愛知県、千葉県から泊りがけで、病院、訪問看護ステーション、教育の場から10名以上の方に参加いただきました。看護経験年数は4年から30数年までと幅広い層でした。
今回は家族を介護して10年を超える男性が参加されたことで、サービスを提供する側と受ける側の両方の立場からの交流ができ、在宅介護のリアルな状況も伺う機会となり、一層充実したものになったように感じました。

八木美智子理事の「触れる・癒す・あいだをつなぐタッピングタッチ」は、身体に触れながら、実はこころに触れていること、ケアを提供する対象者にケアする側がこころを寄せながら実施することの重要性を学びました。
いつもより長い時間の演習で、最後にタッピングタッチ基礎講座Aの受講証明証が渡されました。

photo2

photo1

 

 

 

 

 

photo3

水野陽子理事の「認知症高齢者の声を聴く」では、認知症は辛いことであり本人も苦しんでいることを学びました。例えば「トイレ」と一言で言っても、人それぞれで「それが示すもの」は違っており、生活背景を知ることが必要不可欠であることなどを、豊富な体験から語っていただきました。
まさに「目からうろこ」の認知症ケアのお話でした。

 

尾崎フサ子先生(新潟青陵大学)の「触れる手・気づく手」では、手のコミュニケーションツールとしての有効性について改めて学び、手足のオイルマッサージ、背部マッサージを習得しました。

photo4

photo5

開催初日には、photo6川嶋代表の「て・あーての思想とは」、最終日に同じく川嶋代表の「て・あーての思想を臨床に」の講義がありました。

その中で、全ての参加者が代表から直に「触れるケア」を受けました。

photo7

 

 

photo8

 

 

今回13名が修了し、「て・あーて」の種をまく人が、また増えました。
芽が出ますように、根をはりますようにと祈っています。             (報告:宮城)

2016年2月4日