「なりたくな~い 寝たきり予防塾」を開催しました

当協会では、昨年10月から、平成27年度 東松島市地域復興活性化モデル事業『さよならメタボ 暮らしの中で健康生活習慣を』に取り組んでおります。
その企画の一環として、「なりたくな~い寝たきり予防塾」を開催いたしました。
「糖尿病の予防と悪化を防ぐ」「高血圧の予防と悪化を防ぐ」「健康づくり運動」の3つで1クールとしています。

photo1第1クールは、11月7日、21日、12月11日に、東松島市川前集会所で行いました。
参加者は60~80歳の方が多く、皆さんは「寝たきりになりたくないから」と、3日間通して熱心に参加されていました。

 

「糖尿病の予防と悪化を防ぐ ~カロリーを抑えておいしく満足~」では、血糖やBMIについて、食事の基本、必要なカロリー、食品交換について伝え、皆さんから「わかった」「なるほど!」との声が聞かれました。
1日に摂りたい野菜の目安は? 白米の量は?など、実際の量を目で見て、イメージができたようでした。

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1日に摂りたい野菜は350g

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白飯150gはこれくらい

 

 

 

 

必要なカロリーについてはややわかりにくかったようですが、「これから勉強だ」と、興味を持っていただけました。

「高血圧の予防と悪化を防ぐ ~減塩でも美味しい食事~」では、家で作ったお味噌汁を持ってきていただき、塩分濃度を測定しました。

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塩分の濃さとしては普通でした。しかし、「お椀にたっぷり入れて飲むから」「2杯は飲むよ」など、味噌汁で摂る塩分量はやや多い傾向にありました。
皆さんからは「自分の家の味噌汁の塩分量がわかってよかった」などの声が聞かれました。

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1日の塩分6gは、大匙でこれくらいの量です

 

 

 

 

塩分表示の見方や塩分濃度について、実際に表示を見てもらったり、味わってもらったりしたことで、「楽しかった」「家族のために勉強していきたい」「薄味にしてみようと思う」などの感想が聞かれ、興味を持っていただけたようでした。

「健康づくり運動 ~ 楽しく運動 足・腰 元気に~」では、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドローム、老化すると減りやすい筋肉の講義とともに、ロコモ体操、筋肉トレーニング、ストレッチ、ボールや新聞紙で作った棒を使っての運動、「北国の春」に合わせた全身運動などを行いました。

運動の理論的裏付けの説明や筋肉を触りながらの運動に、「なぜ運動が必要かの理由がよくわかった」「運動に伴う筋肉の動きがわかった」「“筋肉の貯筋”の意味がわかった、続けたい」などの感想が聞かれました。
ロコモチェックでは、参加者の皆さんが7項目を熱心にチェックされていました。

「北国の春」の曲に合わせた運動は好評で、「覚えて帰りたい」と言うご希望があり、繰り返し行いました。

あいにくこの日は土砂降りの雨で参加者が少なかったのですが、参加できなかった方々も楽しみにして下さっていたとのこと。
「もう一度やってほしい」「今日の内容を教えてあげたい」との声も聞かれ、参加できなかった方々のために資料を届けたい、と人数分を持ち帰って下さった方もいました。

『さよならメタボ 暮らしの中で健康生活習慣を』の種まきが、少しできたように思います。

 

2016年2月5日