川嶋みどり代表と語る会を開催しました
10月8日(火)18:00から、日本て・あーて,TE・ARTE,推進協会の拠点である「て・あーて東松島の家」にて、当法人の川嶋みどり代表と語る会が開催されました。
開始時間には、辺りは真っ暗。駐車場の入り口がわかりづらく、なかなか会場にたどり着けず苦労された方もいらっしゃいました。
分かりにくい場所にも関わらず、石巻医療圏の看護職の方々25名が参加してくださいました。遠くは雄勝からも。
<お・も・て・な・し>
仮設住宅でのお茶っ子を開催しているメンバーの
心をこめたおもてなしで、1日の仕事を終えた参加者を迎えました。
玄関には、季節の花でお出迎え
玄関に飾ってある絵画は代表の友人から頂いたもの
「被災地に舞い降りたバレリーナ」
席に着いた参加者の皆様に「まずは一服」と、お抹茶を。
お菓子は、程良い甘さの黒糖まんじゅうとみすずあめ。
「何年ぶりかしら?」と久しぶりのお抹茶を堪能された方も。
川嶋代表からは「て・あーて(TE・ARTE)の心とわざ」と題して話がありました。
その一部を紹介いたします。
私たち看護職の「手」は、身体の状態をアセスメントすることも、
不安な気持ちをやわらげ、苦痛を緩和することもできる。
手で触れることは極めて有用なケアである。
けれど機械化、効率化が優先される近年の医療現場ではその機会が減った。
警告を発したのは、3.11。
一方で、スキンハンガーが増えている状況もある。
改めて、治療や看護の基本であった手を用いたケアの価値を見つめ直し、人間が人間をケアする基本に「て・あーて(TE-ARTE)」を位置付け、その心を表現し、わざを提供できる場として
「て・あーて東松島の家」を位置付けようと思っている。
皆さん、熱心に聴いて下さっていました。
久しぶりに会った方々の笑顔や、緊張のとれた表情や感謝の言葉に、この間のできごとを振り返り、感概深いものがありました。
これからの活動へのご協力を申し出て下さったり、次の企画に地域の看護師を連れていくと言って下さったり、癒しと夢の時間をいただいたとの感想もいただきました。
この日は未だ夏のようでしたが、季節と同様、収穫の大きい集まりとなりました。
(事務局:宮城恵里子 記)
2013年10月23日
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