ピンピンキラリと健康長寿─食事編
今年初めてのなでしこ茶論の前日、関東地方は雨、当日の天気が心配されましたが、東北は快晴でした。
当地でのなでしこ茶論は52回目を迎えました。
今年初めての企画は、川嶋代表のお話
「ピンピンキラリと健康長寿─食事編」でした。
寒いこの時期を元気に乗り越えるために、
身体を温め免疫力を高めるスープを参加される住民の皆さんに試食していただこうと、
なでしこのメンバーは代表の指示のもと、「日本葱のスープ作り」に取り組みました。
葱を小口切りにして…葱を大量に刻むと涙が出る体験をしました。
玉ねぎほどではありませんが、葱は涙腺を刺激します。
鍋から溢れんばかりの大量の葱を焦がさないように炒め、コトコトと煮詰めること約30分で出来上がり。
住民の皆さんが参加される前に、無事作り終えることができました。
来られた方から、スープを試食していただきました。
Q(材料)なんだかわかりますか?
A:何だろう??
不思議な味なので、すぐにはわかりません。
「身体が温まるね~」と皆さん口々にされ、「薄味だね」という言葉も。
「葱ですよ」と伝えると納得。
次には、「沖縄のぬちぐすい」を作って試食。
これも生姜が入るので、身体がぽかぽかと温まります。
「腸も脳も喜ぶ美味しい食事」
「美味しいと感じることで脳も喜ぶ」
「若々しい腸にしましょう」
「ゆっくり食べましょう」などなど
80年前の食事を歌った
「茶目子の一日」。
♪ お椀の中には私の好きな
卵のお汁が入ってます
お汁はごはんにかけたいけれど
中々熱くて食べられない
やっぱり別々に食べませう
ご存じの方はいらっしゃらなかったようですが、歌を披露しながら、話を続ける代表でした。
子供のころ、おばあさんが葱のスープを作ってくれたと昔話をしてくれたのは、70代の女性。
震災以降、今まで、そんな昔の話は思い出さなかった、今日が初めてだと。
涙を流しながら語りました。
他の参加者にも、あなたはどう? と声をかけ始め、話の輪が広がりました。
そういえば、ふき味噌は、「ばっけ」と言った、
(スープ作りは)私にもできるわ、温かくなるわよね~
などと、話が盛り上がりました。
心もからだも温かくなったひとときでした。
手先の器用な男性が、自分が作ったと持ってこられました。
今年の干支、ヒツジをモチーフにした作品です。
手にした代表「お上手ね~。私、ヒツジ年なのよね~」としみじみ見入ってました。
すかさず、他のメンバーが、「私も、ヒツジよ」と。ベテランズ集団です。
(担当:宮城 恵里子)
2015年1月26日
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