実習・研修大歓迎! 美須賀病院の研修レポート
朝霞准看護学校の2年生が、美須賀病院(愛媛県今治市)に実習に来てくださいました。
今年で4年目、これまで計120名の学生さんたちが、「て・あーて」や「熱布バックケア」を体験、学んでいます。
毎年、30人ほどの学生たちみなさんが経験できるようにと、スタッフたちはローテーションをしっかりと組み、受け入れ態勢は万全。
これも「仲間が増えて嬉しい」という思いからです。
意味ないやん! と思っていたけど……「意味ありました」
今年は特に患者さんたちがフレンドリーで、病棟のあちこちで話に花が咲きました。
実習終了後の交流会では、こんな感想が聞かれました。
「患者さんとの距離が近い。日頃の信頼関係によって私たちを受け入れてくれたんだと思う」
「ぶっちゃけ、学校で“て・あーて”や“熱布バックケア”を習っても行っている病院がないのに、意味ないやん! と思っていましたが、意味ありました。患者さんがむっちゃ、気持ちいいと言ってくれたし、表情がやわらかくなりました」

引率の先生方からも、夏休み明けから始まる各論実習で、毎年しっかり当院での学びが活かされていると報告をいただいています。
「普段、指示待ちの学生たちが、生き生きと患者さんとコミュニケーションをとっているのを見て、涙が出た」とのこと。
「看護って楽しい!」と言う学生さんもいたそうで、嬉しい限りです。
卒業までの半年でのさらなる成長、看護への思いが深まることを願っています。
楽しく仕事をしてほしい
4日間、当院の看護を体験したいと札幌から来てくださったAさん。
お金と時間をかけてなぜ今治まで……?
私たちの疑問にAさんは、こう答えてくれました。
「川嶋みどり先生の“て・あーて”を日常的に実践している病院、それをこの目で確かめたかった」
Aさんがまずびっくりされていたのは、当院の賑やかさ。Aさんが以前勤めていた職場は、私語禁止だったそうです。
看護協会の「看護職応援サイト」に黒川伊保子氏(感性リサーチ代表取締役社長/感性アナリスト/随筆家)が、“心を守るベール”と題し、次のように寄稿されています。
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「たわいもない話をする」とき、脳全体が活性化して、勘が働く。たわいもない話がうまい人は、気働きができる人でもある。しかも、話者同士が身体性を共鳴し合うので(「あ~、そのカフェ気になってたの」「あそこのラーメン、先週食べた!」のように)、互いの意識の波長が合って、勘が連動するようになる。このため、たわいもない話ができるチームは、ヒューマンエラーが激減するのである。“現場”が始まる前のひととき、その緊張がほどけたひととき、たわいもない話を交わしてほしい。
(日本看護協会: 看護管理者向けコラム わたしたちのマインドセットより引用)
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楽しく仕事をしてほしい、これは私たちの願いです。
「患者に直接手を当てている病院」
徳島から6日間の研修に参加されたBさんは、昨年の「東京て・あーて塾」に参加、名刺交換した方です。
研修後、メールでこんな声を寄せてくださいました。
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病院施設自体は古いですが、スタッフと病棟の雰囲気が明るかったです。
病棟には特有のにおいがなく、患者の皮膚と口腔が綺麗でした。ベッドサイドのポータブルが少なく、ナースコールは誘導したトイレのコールがほとんどの印象でした。さらに、「熱布バックケア」「て・あーて」「ノーリフティングケア」がさらりと自然に丁寧になされていました。
訪問前に友人たちから問われた「どんな病院?」に答えるとしたら、「総師長をモデルとして、どのスタッフも熱く、自然に前向き。自分も人も大切に、患者に直接手を当てている病院」……と(答えたい)
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神戸市の看護大学に通うCさんはフィールドワークで5日間、当院に来られました。
Cさんのレポートは、間もなく完成する『生きる力を支えるケア─チーム美須賀の挑戦─』の第2弾(2026年内に刊行予定)でご紹介しています。是非ご覧ください。

(2024年, 看護の科学新社)
(記:美須賀病院総師長 重見美代子 )
2026年8月9日
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