ピンピンキラリ 老いを美しく生きる
10月28日(月)、東松島市の矢本運動公園仮設住宅東集会所にて、
川嶋みどり代表(日本て・あーて、TE・ARTE推進協会代表)による、
お話し会「ピンピンキラリ 老いを美しく生きる」を行いました。
小野自冶会長さんが、参加の呼び掛けをしてくださいました。
23名の参加者が集まり、感謝しております。
当日も、半円形状に椅子を並べるなど、準備万端で待っていてくださいました。
「て・あーて」とは
医療技術の進歩と高度化の一方で、「手によるケア」、「手当て」が行われなくなっています。
手当てには、古くから手を介して痛いところを手で擦ったり、落ち込んでいる人の肩を軽く叩いたりして、患者を癒してきた歴史があります。
日々の暮らしの中で営まれてきた「手当て」=「て・あーて」です。
健やかに美しく老いを生きる―ピンピンキラリ健康長寿―
老いも若きも元気の基本は、良く噛んで美味しく食べること。
お口の手入れを忘れないこと。
上手に眠り目覚め良く。
そのためには、眠り方の工夫が大切です。
そして、明るい気持ちで前向きに生きるには、笑って免疫力を高めましょう!
大震災からの復興を願いながら、これからの高齢化社会を生きていきましょう、
という力強い言葉は、参加者に強く響いたようです。
熱心に耳を傾ける参加者の皆さん。
「14時はお昼寝の時間だども、
みどり先生の話うめーい(上手)もね~、
居眠りしなで聴いちゃた~」
上手に眠り目覚め良く―腹臥位療法―
上手に眠り目覚めを良くするには、うつ伏せになって寝る「腹臥位療法」が効果的。
体の構造から血液の流れ、肺呼吸の仕組みなどをわかりやすく解説、
参加されたみなさんも話に引きつけられ、時には賑やかな笑いも起こりました。
腹臥位(半うつぶせ寝)の実演も行われました。
1.身体の右側を下にして (写真は左が下ですが、右側を下にしたほうが効果的)
2.腕を圧迫しないように楽な姿勢で
3.片方の膝は必ず曲げて(写真参照)
腹臥位で眠ることで、風邪を引いた時の鼻水や鼻づまりが軽減し、痰が出やすくなります。
舌根沈下を防ぎ、酸素をスムーズに体に取り入れることができます。
同じ寝室で寝ているご夫婦のどちらかがイビキをかいて、
お互いに「あなたがうるさいから!」と言い争いが起こることがあります。
そんな問題の解決にも、腹臥位は効果的かもしれません。
最後に、いつまでも美しくという願いを込めて、顔のエステを行いました。
みなさん、表情まで活き活きと甦りました!
お疲れ様でした。
92歳のSさんは、お孫さんに爪に赤いマニキュアをつけてもらっての参加でした。
美しく過ごすことも、元気のヒケツかもしれませんね。
また、参加者の方々から、「腹臥位で寝てみたら首の痛みがなかった。続けてみます」などの
嬉しい声を寄せていただきました。
「いつも夜中にゼコゼコして目覚めてしまい、そのたび飴玉をしゃぶっていた」80歳代の女性は、
「みどり先生の話を思い出してうつぶせになって寝てみたら、なんでもなく良く眠れた」とのこと。
腹臥位は健康長寿につながるようです! 嬉しいことですね。
2013年12月27日
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