東京“て・あーて塾”開催のご案内

日本て・あーて,TE・ARTE,推進協会は、東日本大震災のあと、被災地での活動を始めた看護職の集団です。被災地での支援活動をするとともに、質の高いケアを提供する人材育成にも取り組んでいます。そのひとつが、“て・あーて塾”です。

“て・あーて”とは、手を用いたケアの総称です。人間が生きていくために欠かせないありふれた日々の営みが、病気や高齢などで不自由になった場合、看護職も介護職も手を用いてお世話をします。看護も介護もケアという言葉でつながっています。痛むところにそっと手をあてる、不安な人の手を握るなど、病を癒し、苦痛を和らげるために手を用いてきました。ところが、医療の高度化が進み、効率をモットーとする中、併せて、人手不足なども影響し、手を用いたケアが次第におろそかになっています。

そこで、改めて手の価値を考え、現場で直ぐに実践できるように“て・あーて塾”を開催いたします。“て・あーて”の基本である “そばにいる、聴く、触れる”関わりは、患者さん、利用者さんに安寧(気持ち良さ)をもたらし、自然治癒力を引き出します。今回は、そのケアのなかでもとりわけ有用でありながら、次第に実践されなくなりつつある “熱布バックケア” の実践・普及を目指したプログラムを準備いたしました。また、“て・あーて”を実践して、数々の成果を挙げている看護管理者の報告も予定しています。

手のわざを身につけ、患者さん、利用者さんの思いを聴き、QOLを高めるケアが実践できるエキスパートを目指しましょう。今の現場を何とかしたいと願う看護職・介護職のみなさん、どうぞ奮ってご参加下さい。申し込みをお待ちしております。

開催概要

主催: 一般社団法人日本て・あーて推進協会(代表 川嶋みどり)

共催: 健和会臨床看護学研究所

開催日: 2017年12月9日(土)  ~10日(日)

場 所:千住介護福祉専門学校 5階講堂・3階実習室
(東京都足立区千住仲町14-4)

参加費: 20,000円(昼食は各自でご準備ください)
※本協会会員は1割引きとなります
※て・あーて塾修了生は、修了書1枚につき1割引きとなります
(いただいた参加費は、被災地支援の活動の一部に活用させていただきます)

ご準備いただくもの: バスタオル2枚、着替え(Tシャツなど着脱容易なもの)

参加募集: 先着30名 (定員になり次第締切とさせていただきます)

申込方法

1) 以下の項目を記入し、下記e-mailFAXにてお申込下さい。
e-mail: kenwa-rinkanken@nifty.com
FAX: 03-5813-7396
①お名前 ②年齢 ③性別 ④所属 ⑤職種と経験年数
⑥連絡先〔e-mailアドレス(添付ファイルが開けるアドレス)または郵送先住所〕

2) 申し込みとともに、以下の口座に参加費をお振り込み下さい。

振込先: りそな銀行千住支店 普通口座 口座番号1832384

社)日本て・あーて,TE・ARTE,推進協会
カナ⇒シャ)ニホンテ.アーテ.テ.アーテ.スイシンキョウカイ

3) 参加費の振り込みが確認できましたら、参加証をお送りいたします。

振込期限は、11月30日(木)12時とさせていただきます。
なお一旦お振込いただいた参加費は、返金致しかねます。ご了承ください。

連絡先: 日本て・あーて,推進協会
〒120-0022 東京都足立区柳原1-29-16 事務局(宮城・中山)
TEL: 03-5813-7395

【プログラム・講師】

129() 

9:30~ 受付

9:55~ オリエンテーション

10:00~12:00 講義①て・あーての思想
川嶋みどり(日本て・あーて推進協会代表)

12:00~13:00 休憩

13:00~14:00 講義② て・あーてに取り組む
重見美代子(美須賀病院看護部長/て・あーて塾修了生)

14:10~16:30 講義・演習③④ 熱布バックケアの効果・方法
平松則子(日本て・あーて推進協会副代表)

1210() 

9:30~受付

10:00~12:00 講義⑤ 気持ち良さをもたらす看護ケア
縄 秀志(聖路加国際大学看護学研究科 教授、日本看護技術学会「気持ち良さをもたらす看護ケア班」代表)

12:00~13:00 休憩

13:00~14:30 演習⑥ 熱布バックケア─技術の獲得
平松則子

14:40~15:10 グループワーク⑦ 経験交流

15:20~16:20 講義⑧ 熱布バックケアの普及者になろう
川嶋みどり

16:20~16:30 修了書授与、終了

2017年10月11日