仮設住宅での生活もいよいよ終盤です

東松島市『こころと体のケア』の委託事業による仮設住宅方々への戸別訪問は、今年で5年目を迎えました。
その仮設住宅の方々の6年あまりの長かった生活が、まもなく終わりを迎えます。

8月、矢本西地区にあるグリーンタウンと、鷹来の森仮設住宅を訪問しました。
開設当初390世帯近くあったグリーンタウンは、19世帯になっていました。
ここに居住された多くの方が、野蒜の高台集団移転地へ転居されていきました。

 

 

 

 

 

 

 

↑ 高台に移転した野蒜駅と新しく建築された公営住宅

訪問をした中のお一人、まだ移転先が決まっていないAさんは、「仕事と住むための適当な土地(ところ)がなかなかない」と、転居先が決まらない中転居の決断を迫られた思いを話してくれました。
でも最後の決断をした様子で、表情は清々しく見えました。

鷹来の森仮設住宅では、残っていいらっしゃる3世帯を訪問しました。こちらの皆さんも、間もなく移転されていきます。

6年半、一人暮らしを続けてきた女性Bさんは、「今日息子が来るの、お盆前に引っ越しすると言ってきた」「渡波の元の土地に家を建て、息子家族の引っ越しが終わり、次は私。近くに来たら寄ってね」ととても嬉しそう。
Bさんは、昨年骨折をして、今もリハビリを受けながら回復に向けた努力を続けています。いつ訪問しても身綺麗に装い、住まいを整え、近隣の方々との交流を上手に楽しんでいたように見えました。

訪問活動では、看護師として被災をされた方々の健康状態をみながらお話を聴くという役割を委ねられています。
訪問をさせて頂いた多くの方々から、仮設住宅という限られた生活の中での人としての生き方を教えられ、力や勇気がもらえたことが沢山ありました。

新たなお住まいに移られても、どうぞ皆さまお元気で!!

追記:
平成26年から移転を進めたあおい地区、この地区は大曲浜で被災された方が多く、集団移転でできた新しい町です。

8月19日に夏祭りがありました。大曲浜の暴れ獅子舞、赤ちゃんも子どもたちも、獅子に食べられようと頭を差し出していました。元気を願う気持ちが伝わってきました。

(大野美知子 記)

 

 

2017年9月22日