夢への第一歩

午前中に東京に向かう新幹線に乗るのは、めったにないことです。
残雪が残る山の稜線がくっきりと見え、桜や桃の花が満開(福島付近)で、車窓から花見ができました。
いつもと違う光景に見えるのは、果てしないと思われていた夢への第一歩が踏み出せたからだという気がしています。
先日、昨年来関わりを持ってきた東北の看護師たちが「暮らし続けたいコミュニティーを作りたい」と一大決心をしました。
その名は、「ハウス・てあーて(仮称)」。東日本これからのケアプロジェクトでは、全面的にその支援をしていくことにしました。
その候補地に行ってまいりました。
田園が広がる中に、小高い丘があり、花が咲き乱れ、鳥のさえずりが聞こえ、自然と深呼吸をしたくなる景色です。
かといって人里離れたところではなく、近くに集落もある、高速のインターも近くです。

旧北上川も近く、思わず、懐かしい啄木の「柳青める北上の…」を思い起こさせ、
自分も詩人になれそうな気がしてしまうのです。

この地を訪れる半日前の出来事、私たちの夢への応援かと感じるようなことがありました。
花屋で偶然見かけた青い石鹸、花言葉は「夢 かなう」です。
この花言葉の由来が気になりました。
発見!!『サントリー ブルーローズ アプローズ』。 
青いバラは不可能の代名詞、あえてその不可能に挑戦し成し遂げたサントリーの勇士たちがいたと知りました。
「研究開始から約20年かけたチャレンジがあった(SANTORY公式ブログより)」と。
私たちの夢も、あきらめずにがんばれば叶うのではないかと、期待が大きくふくらみ、
「てあーて」の思想が、夢から現実になりそうだと感触を得ることができました。
「ハウス・てあーて」構想に関心のある方々のご支援、ご協力お待ちしています。

2012年5月2日