在宅看護研修会開催

去る2月6日、「東日本大震災に関わる在宅看護研修会」(主催:日本在宅ケア学会)が
石巻市河北総合支所で開催されました。
当プロジェクトは、研修会開催までの準備に関わり、当日はお世話係をしました。
第1回目は、「在宅看護の基本(仮設住宅住民への訪問)と在宅看護技術」がテーマで、
講師は上野まりさん(日本訪問看護振興財団)。
看護師・保健師合わせて約40名の参加でした。
参加者からは、
「具体的でわかりやすかった」
「自分の今の活動が間違った方向ではないことがわかった」
「もっと保健師にも参加してもらえたらよかった」などの
声があがっていました。
この研修会は、あと3回以下の日程で開催される予定です。
 2月13日(月)精神症状のある対象者へのケアと対処法
 2月20日(月)社会資源利用とコミュニティづくり
 2月25日(土) ・在宅看護の基本(ステーション看護師対象)
         ・地域連携の方法と事例検討
終了後、この劇的寒波の影響が甚だしい市内の仮設住宅に行きました。

雪面は凍結しており、歩くのさえ大変、転びそうになりました。
この前と変わっていたのは、防寒のため、風除室が新たにできていたこと。
扉が二重になり、寒さ凌ぎにはなっているようですが、新たな問題が生じているようです。
一つは、扉が二重になったため、中にいる方へ声が届きにくい、
また、いったん鍵をしたらなかなか出てきにくいということ。
つまり、様子を伺いに訪問に行くけど会えない人が増えてきた(訪問活動をしている看護師)とのことでした。

出入り口に階段ができていました。
下の段は木製のため、濡れているとすべるのです。
また、地面(ここはアスファルトですが)に向かって傾斜がついており、
家から出るときに非常に転びやすい作りになっていました。
「転ばぬ先の杖」はどこに?!
皆さんの安全を祈りつつ、住宅を後にしました。

2012年2月10日