石巻健康相談を訪ねて

1月13日、仮設住宅での活動をしている石巻市立病院の看護師達を訪ねました。
昨年10月にお邪魔した時は、仮設住宅の訪問を始め、まだ日が浅い時でした。
それから約3ヶ月後の石巻でした。

11月の臨床看護学セミナーに参加した方々とは2ケ月ぶりの再会でしたが、自然に「お茶っこ」の仲間入りし、参加者から仮設生活で隣近所の人と一緒で、助け合っていることなどを聴くことが出来ました。
人事異動になり少ない人数で大変になったけど、週4日は健康相談会を開催して仮設住宅の皆さんの健康を守る活動に取り組んでいるとのことでした。
この日は、「塩分控えめに」とお茶っ子しながら、普段の食事の中の塩分を具体的に説明されていました。
「さしみの醤油はたっぷり?」「うんだんな~」
「そんじゃ~だめじゃっぺよ~、ちょっとにして~」
(あまり東北の言葉になっていないですが、こんな感じです)
やっと一息、昼食のテーブルを囲んで、自己紹介。
健康相談会の方法、運営などについて、話題は尽きず…。

盛り上がり、話が終わらないうちに午後からの参加者が来られ、すぐに健康相談会の再開です。
「定期的に来てもらえると励まされる」「自分達のやり方に不安が合ったけど、安心した」など、語る彼女達は、以前よりたくましく感じました。
私たちの訪問を頼りにして下さっていることが伝わり、私達もこの活動を継続していくことが必要だとより強く感じました。
この日は、市役所の保健師とこれから開催される予定の「在宅看護研修プログラム」(主催:日本在宅ケア学会)の打合せも行い2月開催の予定となりました。
帰りに、以前お会いした方が異動になった石巻市立雄勝診療所へご案内していただきました。
突然の訪問にも関わらず、皆さん笑顔で迎えてくださいました。
お忙しい中、コーヒーのもてなしを受け、寒い中、身体も心も温かくなりました。
困難な中でも笑顔で頑張れる姿に逆に励まされて診療所を後にしました。

2012年2月6日