山田町でサロンを開催。少しずつ、焦らずに活動を (盛岡なでしこ)

「盛岡なでしこ」の活動報告です。
(なでしこは当プロジェクトを象徴する、強く美しい花。ロゴマークにもあしらっています)
岩手県山田町は、49か所の大小の仮設住宅が分散しています。
仮設住宅に設けられた集会所2箇所で、
被災地の皆さんの話を聴かせていただく「サロン」を開催しました。
皆様と和気あいあいと和やかに過ごすことができ、
参加された皆様にも喜んでいただけて、とてもよかったです。
気心の知れたOBナース達が(若い人も少しおりますが) 、
それぞれが持ち味を生かし、自然と会話も弾みました。
料理の得意な仲間が、漬物や差し入れも持参し、
お茶を飲みながらの四方山話になりました。
いらして下さった方たちのご要望もお聞きしながら、 焦らず、気負わずに
今後も活動を続けていけたらと思っております。
家の中から出てこれない方々については、 皆様と仲良くなりながら少しずつ情報を得て、
自然におうちの入口を開いてもらえるように焦らずにやっていこうと思います。
今回、課題もありました。
このような「健康サロン」が種々の団体やグループで企画されるのはよいのですが、
仮設住宅のみなさまの混乱を防ぐ上でも、開催予定日と内容・主催者を一覧の月間予定にして
お知らせできないかということです。
この旨を役場の保健師に申し出て参りました。
住民にとって予定が立てやすい、利用しやすいアナウンスをしてもらいたいものです。
盛岡から山田町までは北上山系の峠を越えて片道2時間30分を要します。
日暮れが早くなってまいりますので、来週からは、午前中に2か所で行います。
9月21日には、沿岸の被災病院を訪問します。
(佐々木典子 記)

2011年9月16日