出雲て・あーて塾開催しました

10月28日、中国地方では初めての“出雲て・あーて塾”を開催(共催:健和会臨床看護学研究所・椿セラピー協会)いたしました。
昨年、統合医療学会山陰支部で川嶋代表が講演をしたことがきっかけで、この地で開催する運びになりました。
会場は島根県民会館(松江市)でした。松江市からだけでなく、出雲市や浜田市、県外では広島県、神奈川県からも多くの方に参加いただきました。
看護師だけでなく、助産師、保健師、介護職、教育に携わっている方、椿セラピー関係の方など、今までになく多彩な職業の方、また、20歳代から70歳代まで、幅広い年齢層の30名の方が参加して下さいました。

プログラムは、川嶋代表の『TE・ARTE(て・あーて)の思想 ─自然の回復過程の価値づけ』から始まりました。
「自然治癒力は生活行動力を高めること」であり、3つの要素「そばにいる」「聴く」「触れる」があること・・・参加者の皆さまは、様々な側面から「て・あーて」についての話を聴き、想いを巡らせたことと思います。
また、「ケアは平和あってこそ」の言葉は参加者の心に響いたのではないでしょうか。

 

次は、志賀厚雄氏(椿セラピー協会代表)から、具体的な“て・あーて”の実践の1つとして「椿セラピー」についてご講演をいただきました。
遥か昔、遣唐使が玄宗皇帝に献上した椿油、これは当然、楊貴妃の元に届けられる・・・といった歴史上の話から始まり、椿が長い歴史の中で身近な存在であったこと、そして現在、この超高齢化社会において地域活性化事業の一つとして有用であることなど、広い見地からお話しいただきました。
「年金は減っても椿は利子を生む」、とても印象的な一言でした。

 

その後は、椿セラピー協会認定講師の志賀早奈江氏の演習・技術指導でした。
生搾りの椿油は、大変貴重なものです。その威力は、わずか3滴で片手(前腕から下)がトリートメント出来るほど!
皆さん、熱心に演習に取り組まれていました。

午後は、『触れる・こころを癒す・ タッピングタッチ』、講師は八木理事でした。
タッピングタッチは「シンプルで、誰でも、どこでもできる」が特徴ですが、その効果は大きいのです。気分のリフレッシュ、疲労・痛みの軽減、ストレスの軽減、リラックス等々の効果があります。
交互に体験する中で、参加者の声が大きくなりました。会話も増え、笑顔も倍増しました。
タイトルの如く、皆さんのこころが触れ合い、お互いに癒されたようでした。

最後は、川嶋代表の『て・あーての思想をひろめよう』でした。
参加された皆さんが、川嶋代表からセラピューティックタッチを受けました。
エネルギーと共に、その思いも伝わったのではないでしょうか。
「やっぱり私たちの手ってすごいですね」と、笑顔で川嶋代表に声をかけて下さった方もいました。

タイトなスケジュールでしたが、濃密な1日でした。
皆さんの明日からの実践が変化するのではないでしょうか。

出雲の地で30の「て・あーて」の種を播きました。芽が出ますようにと願っています。

(担当:宮城恵里子)

2017年12月4日