“楽しく学ぶ”健康教室
平成30年度東松島市被災地コミュニティ交流支援事業の一環で、自治会や長寿会で「健康教室」を行っています。
1時間ほどの講座で、日常生活の中で活かせることをひとつでも生活に取り入れられるように、“楽しく学ぶ”を心がけています。その様子をご紹介します。
骨盤底筋を鍛え快適な生活を ─骨盤底筋体操と笑いヨガ─
加齢に伴う尿失禁について説明したあとに、骨盤底筋体操を行いました。
円背の参加者も、座布団で姿勢を調整して実施できました。
いつでもどこでもできる運動ですが、意識しないと続きません。
講師自身が行っている“台所エクササイズ”を例に、継続のコツを伝えました。
最後に、笑いヨガのひとつで骨盤底筋が鍛えられる“お尻に1万円笑い”を行い、皆で大笑いして終了しました。
高齢者の熱中症
猛暑が続いた7月下旬に行いました。高齢者がなぜ熱中症になりやすいのかを説明すると、「年を取ると何につけても鈍くなるので、暑いのもわかんねぐなってしまうのがなーと思っていだんだけど、年取るど体の水分が少なくなってくるんだもの、熱中症になりやすいんだっちゃねー」に、大笑い。
会場で作った簡易経口補水液を試飲し、「アラ意外と甘いのね」「もう少しレモンが多いといいね」と、好みの味や「私はいつも梅干しを入れた水を持って歩いているの」など、話も弾みました。
明日からの熱中症予防のため、早速実行することを約束しました。
ピンピンキラリと生活するために…美味しく食べる、自分の摂取量を知る
この講座では、実際に500~600kcalの食事を体験しました。東松島市は、メタボ・メタボ予備軍を合わせると、全国の中でトップクラス(ワーストクラス?)です。
作る人の愛情や知恵がいっぱい詰まった食事を、体格・活動量にあった必要量を理解して食べることは、シニアだけでなく、同居しているお孫さんたちにとっても大切と、伝えました。
「さあ演習です!」との健康推進委員のかけ声に、4名の方が500ml・600mlの容器に料理を詰めました。
他の参加者から、「ごはんから入れると詰めやすいよ」「次は詰めにくい野菜類、最後は主菜」と声があがり、講座の復習です。
「動かないように詰めるのはなかなか難しいね」「これを茶碗やお皿に盛りつけるといいんだね」「大皿に盛って好きなくらい食べたらダメ。いつもはおかずを腹いっぱい食べているもの」との感想に、うなずきあいました。
1日の摂取カロリーが簡単にわかる! 弁当箱栄養法についてはこちら→https://tearte.or.jp/archives/990/
(記 中山)
2018年10月2日
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