水餃子作りと、紙芝居&指人形劇


12月21日は冬至、日照時間が最も短くなる日です。
南瓜を食べ、柚子湯に入ると、寒くなる時期にも風邪を引かないという言い伝えがあります。
なでしこ茶論では、ニンニク(疲労回復、体力増強)、ショウガ(血行促進、免疫力を高める)、
他にニラ、干しシイタケなどが入る水餃子作りを企画しました。
餃子作りは、住民のみなさんが主体となって行いました。
きっとニンニク、ショウガの効能で風邪を引かずに過ごせることでしょう。
今回は、午後の部として紙芝居、指人形劇と欲張った計画でしたが、
大盛会にて終了、今年の締めくくりとなりました。           
川嶋みどり先生流のレシピによる水餃子作り
前日から住民のみなさんは、水餃子の材料の買い出しや餃子の具を刻んだりと準備万端。
当日は9時30分から準備が整えられました。手際のよさに、住民同士の輪の広がりが感じられます。
餃子の皮で具を包みます。
包み方に四苦八苦。
手際良く包める人のやり方を見ながら、「なーんて器用なんだろう!」
「美味しいね~」「美味しいね~」と連発。
川嶋先生流のレシピを絶賛です。
 
和やかな雰囲気のなか、
おにぎりと手作りお漬物で、昼食を満喫。
水餃子を食べて、
身体もポッカポッカです。
紙芝居・指人形劇のはじまり、はじまり~  
兵庫県宝塚市から参加の管野さん、
東京在住の河田さんの熱演。
(写真は、はじまりのご挨拶→)
       
カチー、カチ、カチ、
・・・拍子木を鳴らし、「はじまり~はじまり~」
紙芝居の演目は…
1.じゃがいもくん 
2.七草なずな
3.わたしのことり
4.三方一両損(落語・大岡裁き)
指人形劇の演目は…
1. 二羽のことり
2. 手遊び(十指人形)
*じゃがいもんくんの紙芝居:菅野さん芽が出てシワシワのじゃがいもは、カレーの具に使えず、おでんの具にも使えず、料理から弾け出されます。
カレーやおでんに仲間入りできず、土の上で泣きじゃくるじゃがいもくん。
すると落葉がじゃがいもくんを被い、じゃがいもくんは温もりを感じながら眠ります。
やがて、シワシワだったじゃかいもくんは、
花を咲かせ沢山の新しいじゃがいもが生まれ育ちました。
                 
     
管野さんは、じゃがいもの命の再生を見守り、生長過程をしっかり観察。
そして、それを自作のストーリーと絵で表現、紙芝居を完成させました。
情感溢れる語りにも脱帽です!
          
*三方一両損(落語・大岡裁き):河田さん
三両入った財布を拾った左官、金太郎。
落とし主の大工、吉五郎に届けたところ、「いったん落としたものは自分のものではない」と言って受け取らない。
喧嘩になって、お白州へ。
大岡越前守は二人が受け取らない三両を自分が受け取り、二人に二両ずつ褒美としてつかわす。
二人とも三両を壊に入れるところを二両となったのだから一両の損。  
奉行も一両出したのだから一両の損。
これを呼んで三方一両損なーり!
見事な語りに喝菜。
*手遊び(十指人形)                       
お母さん鳥は、小鳥たちに餌を食べさて、「もう寝なさい」。
小鳥たちは「歌を歌って~、頭をなでてぇ~」。
お母さん鳥は、それぞれの小鳥に「大好きよ!」「良い子だね!」「私の宝よ!」と頭を撫でながら「眠りなさい」と優しく言います。
それでも小鳥たちはワイワイ騒ぎます。
ついに、お母さん鳥は「もうー寝なさい!」と強い口調になって・・・
「○○君とおんなじねぇ~」。
うふうふ~と反応する○○君でした。
 
今年最後の「なでしこ茶論」は、二部構成で盛り沢山でしたが、
参加者の連携プレーによって大盛会に終えることができました。
一年間、みなさまのご協力に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
良い年越しを迎えられますよう、
そして平成25年が幸多き年でありますよう、心からお祈りいたします。

2012年12月27日