一般社団法人日本て・あーて推進協会が「未来のいしずえ賞」を受賞
このたび、当協会が「未来のいしずえ章」を受賞し、2月28日、帝国ホテルにて授賞式が行われました。
「未来のいしずえ賞」は、未来に向かって豊かな社会の礎を築くために、人知れず地道な努力を重ねている方々、誰も目を向けてなかった領域に挑戦している方々の功績を讃える国際賞です。
一般社団法人KODAMA国際教育財団理事長の児玉圭司氏が「世界には”学び”の可能性を未来のために生かそうと地道に努力を重ねている人や、今まで誰もが目を向けて来なかった領域に挑戦している人がいます。その活動はもっと脚光を浴びるべきであり、称賛すべきである」との考えから、顕彰制度を設立されました。2018年からスタートし、今年で8回目になります(KODAMA国際教育財団HPから引用)。
賞はスポーツ部門、医療部門、保健福祉部門、教育部門、社会活性化部門の5部門があり、当協会が受賞したのは保健福祉部門です。
私たちの活動を推薦してくださったのは、福井トシ子氏(国際医療福祉大学大学院 副大学院長)と、中田恭子氏(英国王立美術家協会 名誉会員)。その推薦理由は、次の通りです。
「退職した看護師が被災地に駆けつけ、被災地のコミュニティの交流や健康管理を支援、独自の健康・長寿プログラムの実施、仮設住宅でのお茶っこを通じた交流の場づくりに貢献した。また、“て・あーて塾”を通じてケアを必要とする人々のQOLを高めるケア技術の研究と教育を実践し、手を用いたケアの啓発と質の高いケアを提供する人材の育成を目指して活動を続けている。退職した看護師がいつまでも看護師の使命を忘れず、自分の手で寄り添い、看護の力を世の中に広めていることに深い敬意を表す」
私たちの活動を、定年退職後の看護職員の呼称である“プラチナナース”の言葉を用いて紹介して下さいました。
授賞式では、それぞれの活動がモニター画面で紹介され、賞状・目録・トロフィーが手渡されました。

受賞代表者として川嶋代表がお礼の言葉を述べ、JICAから依頼された講義で来日された看護職と接した経験から、世界で共通するよう期待を込めて、手当て(手を用いたケア)を“て・あーて”と名付けたエピソードを話されました。

コロナ禍の影響も重なり、被災地での活動はひと区切りとしましたが、長く活動したことの意義・大切さを改めて感じました。
当初は、被災地の看護師に引き継ぐことを視野に入れての活動でしたが、今後この活動をどのようにつなげていくのかが、私たちに問われているように思います。
私たちの活動が継続できているのは、活動に賛同してくださった看護師諸姉、友人・知人、会員の方々の芳志の賜物です。改めて深く感謝いたします。
(滝本和子 記)
2025年3月23日
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