“やすらぎコーナー”その後

 “やすらぎコーナー”から、1年ぶりの報告です。

やすらぎコーナーでは、ちぎり絵の創作活動を活発に行ってきましたが、
その後、ペーパークラフトの観葉植物作りなども行うようになりました。
今回は、その活動をお伝えします。

「私たちの作品 2019」卓上カレンダーの完成!

ちぎり絵の創作活動が定着し、これまで制作してきた12枚の季節の作品を集め、卓上カレンダーに仕上げました。

カレンダーになった自分たちの作品を見て、「嬉しい」「一生の宝物だ」と大喜びでした。その達成感、満足感が、さらに活動意欲を高めていきました。

テーマを決めて作品を作る

カレンダーだけではなく、次は自分たちでテーマを決めて作品を作りたいと、作品作りは次の段階へ発展しました。

テーマ1 <山と茅葺屋根の民家> の作成

テーマは「懐かしい風景」。
山や民家のある絵を見ながら、「山はこれがいい」「民家はこれが」「こっちもいいかな」「難しい~」と、皆でワイワイ、ガヤガヤ、それぞれの思いを出し合います。

いつも下絵を描いてくれるAさんは、「俺、全然イメージがわかねえんだ」「ダメだな」と模造紙を前に筆が進まず。
しかし、皆で、山、民家、木、川の配置を話しているうちに、Aさんはスラスラと描きはじめました。
そして下絵が完成! 皆から歓声が上がりました。

下絵ができたら、あとは慣れたものです。
「空から貼ったほうがいい」「その水色がいい」と、和紙を選んでは次々ちぎり、貼っていきます。
自分が貼った部分を皆に見せて「どう?」と問いかけては「あら、色がいいわね」など言われて、安心して次に進みます。

「進みが早いわね」の言葉に、「何度もやって熟練しているからね」と言葉が返ってきます。
和紙をちぎる人は「僕はちぎり屋だから」と言い、皆の笑いを誘うことも。

「大きく切って貼ったら?」「それはだめだよ」と言葉が飛び交い、和気あいあいと作品作りは進んでいきます。

そして完成!

作品を見ながら、「空の濃淡がいいわね」「茅葺の感じが出ている」「雪がかぶったところがいい」など批評し合い、達成感があふれていました。

いつもこのようなプロセスで、作品が出来上がっていきます。

その後、<菜の花いっぱい> <桜> <ひまわり> などの作品を作成しました。

ちぎり絵からペーパークラフト─観葉植物作り

昨年9月頃、Aさんがペーパークラフトで作った小さなお花を見せてくれたのをきっかけに、ペーパークラフトによる観葉植物作りが始まりました。

集会所の玄関に飾ってあった観葉植物を見て、「これに(題材に)しよう」と制作を開始。


全員初めての試みです。
「葉っぱは何枚作るの?」「30枚くらいないと…」「ワイヤーが太いと葉脈に見えないわね」などと、時間を忘れて夢中になっていました。

完成です!

奥が既製の観葉植物、手前が皆様の作品

「なかなかいいわね」と自画自賛。玄関に今まであった観葉植物と並べて飾りました。

後日、それを見た人たちから「すごい」「よくできている」と褒められたと、満面の笑顔で教えてくれました。

2作目は、シャンソン会場にあったステージフラワーを見て、「これを作りたい!」となりました。
完成後の記念撮影。皆様の笑顔が素敵でした。

皆様の声

やすらぎコーナーで作品作りに参加した皆様の声を紹介します。

・ここに来なかったら、カレンダー作りやこのようなことはやっていなかった

・こんなに笑ったのは何か月ぶりだろう

・家ではこんなに笑うことや、喋ることがない

・ここに来なかったら、今頃ぼけていたかもしれない

やすらぎコーナーは脳トレにもなるようです。
参加した皆様は素敵な笑顔で、生き生きと活動に参加されています。

(水野 記)

2020年2月24日