運動でロコモバイバイ ─ポコちゃん再び登場!

東日本大震災から6年が過ぎました。
震災の年から始めた私たちのボランティア活動も、6年になろうとしています。

仮設住宅での「なでしこ茶論」から始まり、編み物カフェ、太極拳、暮らしの中で実行できる健康法として「丁寧に楽しく食べる」「足腰・元気でロコモバイバイ」「タッピングタッチ」「ヨーガ体験教室」などなど・・・活動の幅も広くなり、住民の皆さまとの交流の輪がさらに広がっています。

今回は「運動でロコモバイバイ」の活動を紹介いたします。
東松島市小松南公営住宅集会所で、住民の皆さま17名に参加いただきました。

開始前に、参加者の方の血圧測定を行いました。
住民の方は、日ごろから集会所に集まるとまず血圧測定をし、それぞれ個人票を作成し記録を続けています。血圧が140mmHg以上の人は再測定をします。

ポコ医師登場!

いつもの腹話術の「ポコちゃん」が白衣に聴診器を提げて医師として登場。

会場から歓迎の拍手を受けました。
ポコちゃんの登場は住民の皆さまからのリクエストによるもので、
「懐かしいね」「うれしい」などの声があちこちから聴かれました。

膝と腰の痛みで外来に受診し、ポコ医師よりロコモチェックの質問を受けると・・・
「完全にロコモです」と言われてしまいました!
(ロコモ=ロコモティブシンドロームの略。「運動器の障害により、要介護になるリスクの高い状態」のことです)

ロコモチェックの項目に該当すると、ポコ医師から大きな声で「チェック1」「チェック2」の声が。これには皆さん、大笑い。
ロコモに関心を持ってもらうことができたようです。

運動でロコモバイバイ

次に参加者の皆さまの現在の健康状態をチェック、運動するにあたり無理をしないように声掛けをしました。

行ったのは、ウォーキング、ロコモ体操、下半身を鍛える6つの筋肉トレーニング。

「無理をしない」「ゆっくりと」「呼吸を止めない」「どの筋肉に効いているかを感じながら」などの説明を受けながら、実技を行います。

「あー、どの筋肉に効いているのかわかる」「片足立ち1分、長く感じる」などと言いながら、参加者全員が全ての実技を行うことができました。

これらの運動は、朝昼晩に分けて続けると効果的です。
家でも活用できるように資料も配布しました。
運動でロコモにバイバイ、ポコ医師も応援しています。

2017年4月3日