春を奏でるハーモニカ   

3月22日、仮設住宅には柔らかな日差しが降り注ぎ、
春がそこまで来ていると感じられました。
今回のなでしこ茶論のゲストは、
10数年間ハーモニカサークルで演奏活動をしている長谷川陽子さん。
長谷川さんのハーモニカに合わせて、皆さんで合唱をしました。
[ハーモニカを吹くための豆知識]
ハーモニカを吹くには、しっかりとお腹を使って吸ったり、吹いたりの腹式呼吸が必要です。
腹式呼吸がきちんとできないと、ロングトーン(音を長く出す)になりません。
息が続かず音が途切れて、きれいな音色にならないそうです。
腹式呼吸は様々な健康法に用いられていますが、効果的に行うことが大事ですね。
春を奏でるハーモニカ演奏
                   

ズボンのベルトにハーモニカを数本身につけて、
楽曲に応じ、使い分けて演奏します。
ハーモニカには、沢山の種類があります。
大きさ、音程(高い、低い・・・)、
それぞれ特長があります。

「春は名のみの風の寒さや.♪    
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず♪」
早春賦を聴きながら
雪解けの春を待つ情景が浮かびます。
この曲は1913年(大正2年)発表され
唱歌として歌い継がれている叙情歌です。
参加者の皆さんで、「春の小川」「おぼろ月夜」「さくら」「四季の歌」などなど、
若い時代に歌った思い出に浸りながらの合唱になりました。
ここで、茶論でのちょっとしたエピソードを。
合唱を終えると
「昔ね、好きな人がいたの! でも結婚できなかった」
「でも、今の主人と添えて(結婚できて)良かった・・・」
幸福そうに語ったのは、先日92歳の誕生日を迎えたSさん。
2日遅れのハッピ―バースデーを歌でお祝いしました。

蕗のとうを生けました。
仮設住宅の皆さんに、春を感じていただけたでしょうか。

2013年4月2日