2018年度の活動報告です

(各活動の様子はブログにも掲載していますので、ぜひ併せてご覧ください!)

 5月10日に本会の総会が行われ、2018年度の活動内容・会計報告および2019年度の予算・活動方針が承認されました。

 2018年度は、て・あーて塾を東京・佐原で開催したほか、2017年度に引き続いて東松島市「被災地コミュニティ交流支援事業」委託、東松島市社会福祉協議会「こころと体のケア事業」委託、多田助成財団からの助成を受けて活動を行いました。

 主な活動は以下の通りです。

 て・あーて塾は、健和会臨床看護学研究所との共催で実施しました。
 研修では、講義と演習を通じて看護の役割やケアの効果とその意味を再認識しました。研修後には、学んだ知識と技術をどのように活用していくのかを参加者一人ひとりが決意表明しました。それぞれの場で活躍している様子も聞こえてきています。

 東松島市での活動のうち「被災地コミュニティ交流支援事業」では、昨年度から引き続き、なでしこ茶論、ほっとサロン、やすらぎコーナー、健康太極拳等の定期開催している活動のほか、講演会、講演(お話)と歌の集いや骨密度測定などを実施しました。地域住民からの主体的な働きかけにより、3月には近隣の複数自治会との共催で「お話と歌の会」が実現したことも今年度の大きな成果の一つです。
 健康教室は、年度初頭に市内の自治会等へ案内を配布し、ニーズに合わせたテーマで29回の講師派遣、のべ598人への健康維持の情報提供を行いました。

 「こころと体のケア事業」での東松島市内矢本東地区・矢本西地区の訪問活動は6年目に入りました。生活支援相談員との2人体制の訪問活動では、居住者の健康状態・生活状況の把握や健康相談に応じ、必要な支援が受けられるよう市との円滑な情報共有を行いました。訪問は、地域を2巡し、のべ面談世帯数は459件(面談率52.6%)でした。このうち86世帯で再訪問が必要と判断されました。

 このほか、“て・あーて東松島の家”を拠点に地域住民からの個別相談や市の保健師・福祉関係担当者からの個別の依頼にも対応しました。

 地域住民、自治会など、地域からの依頼や働きかけを受け、協同して多数の活動を行ったことが、2018年度の活動の大きな特徴と言えます。

 2019年度は、東松島市から「被災地コミュニティ交流支援事業」の委託、東松島市社会福祉協議会から「こころと体のケア事業」の委託、多田助成財団からの助成を引き続き受けて、事業を開始しています。4月には、東松島市で最後となる災害公営住宅が完成し、入居が始まっています。
 日本て・あーて推進協会でも、新規住宅内での新たなコミュニティ形成に向けた支援を今年度の柱の一つとして挙げ、活動を開始しました。今後、さらに具体的な企画ができるよう検討中です。

 間もなく迎える「被災後10年」を見据えて、地域の皆さんとともに活動を進めて参ります。

 て・あーて塾は、今年度も「熱布バックケア」を中心に行って行く予定です。

 活動状況や企画は、随時ホームページでご報告していきます。
 ぜひチェックしてみてください!

(記 東郷)

2019年7月12日