“やすらぎコーナー”からこんにちは

今回は、やすらぎコーナーでの創作活動作品<ちぎり絵>の東松島市地域支え合いフォーラムへの出展のお便りです。

“やすらぎコーナー”とは、2017年9月からピンピンキラリな老後を自分で生きることを目的に、柳の目東住宅集会所で開設している地域活動です。
その活動作品の<ちぎり絵>11枚を会場の矢本東市民センター多目的ホールにポスターと共に展示しました。

フォーラムは、共催は東松島市社会福祉協議会、後援は各地区の協議会とNPO法人など地域で活動している団体16か所によるもので、地域住民の方々200名ほどに参加いただきました。

地域支え合い活動を実施している6団体がポスターセッションに参加しました。
①やすらぎコーナー(ちぎり絵 赤井 柳)
②ありあけだんらん食堂(こども食堂 赤井 柳北)
③野菜っ子クラブ(野菜作り 野蒜 東名)
④大溜ひばり会(自治体活動支え合い 矢本東 大溜)
⑤大曲地区自治会(自治会互助、共助 大曲 大曲地区)
⑥もみじ会(自治体の地域住民への支援 大塩 中)

それぞれが持ち時間5分間で活動紹介を行い、その後来場者からの質問を受けていきます。
来場者は共感する活動に「東松島地域支え合いシール」をそれぞれの投票箱に入れ、会の最後に結果が発表されました。

 

 

 

 

一番手のやすらぎコーナーの発表には、メンバー3名が参加。

作品の前に立ち、「楽しく過ごしています」「はじめは教えてもらっていたが、今では自分達で考えながらやれるようになった」「ボケないでいられる」「手や指、頭や口を使いながらやるのでとてもいい」「私は85歳です」
…始まる前は皆の前で発表することを躊躇していた3名でしたが、実に堂々と頼もしい姿でした。
会場から「わあーすごい!」などの声とたくさんの拍手をいただき、恥じらいながら席に戻りました。

来場者からはこんな質問も。
「難しくないですか、 誰にでもやれますか?」
「先生はいるのですか?」「やってみたいのですが、こんな手でできますか?」

展示された作品1つ1つに皆さんが頷いたり、驚嘆されたりしている様子を、メンバー3人は「恥ずかしいね」「作品を出せてうれしいね…」「本当に幼稚園児の作品みたいだね」などと言いながら眺めていました。
作品を皆さんに見てもらうことで、達成感のようなものがあったのではないでしょうか。

初めての作品は富士山・赤富士・逆さ富士。その後も富士山をテーマに創作活動に取り組んできました。
3月ごろからは季節に合わせて作成されるようになり、一作一作ごとに色遣いやのりの使い方、貼り方などに工夫が出てきて、前回気付いた点などを生かしながら、意欲的に創作活動が続けられています。
今は富士山と雪だるまを作成中です。

他の出展団体からは各自治体の地域住民への支援や、専門機関へのネットワーク作りの工夫、参加したいと思えるような工夫の仕方、支え合いの実践などの発表がされました。

さて、投票結果は…グランプリは大曲、準グランプリは大溜、他の4か所は優秀賞でした。
「やすらぎコーナー」は優秀賞をいただきました!

やすらぎコーナーは、ちぎり絵の他にも大人の塗り絵を楽しんだり、静かに音楽を聴くことができる自由な空間です。
一人で静かに過ごしてもいいし、みんなとおしゃべりして過ごしてもいいし、過ごし方はさまざま。

やすらぎコーナーで過ごす皆さんは、「家にいたらこんなに笑って喋ることがないのでとても良い」「いろいろアイデアを出すことが脳にいいし、とても楽しい」と話してくださいます。
皆さんの笑顔、とても素敵です。

やすらぎコーナーを活用し、「介護保険先延ばし、元気高齢者は東松島から」を実践しましょう。

“やすらぎコーナー”についてはこちらもご覧ください

 “やすらぎコーナー”、始めました

(記 山本)

2018年11月26日